人工大理石シンクの黄ばみを復元する方法
今回は人工大理石シンクに発生した黄ばみ染みの原因と復元する方法をお伝えいたします。
人工大理石はアクリル樹脂・ポリエステル樹脂で作られたもので実際の大理石、天然石は含まれておりません。
ステンレスシンクと違い、始めはとても素敵でお洒落に感じます。
ただ、使っていく内に少しずつ傷が発生し、中々落ちない汚れや黄ばみが積み重なって行きます。

人工大理石のシンクは今まで見た限り8割り~9割りこうしたシミが発生しております。
では何故この様なシミが発生するのか?原因を説明いたします。
人工大理石シンクに発生する黄ばみの原因
先程も述べましたが、人工大理石はアクリル樹脂やポリエステル樹脂などで作られた強いプラスチックになります。
強化型のプラスチックではありますが、傷は容易につきます。
シンクは我々が口にする料理を作るには欠かせないエリアです。
動物油(牛脂、豚脂、バターなど)と植物油(キャノーラ油、ゴマ油、オリーブオイルなど)が傷が入ったシンクに染み込んでいきます。
また、水道水からの成分(カルシウムやマグネシウム)なども蓄積していき、プラスチック製のシンクは徐々に汚れていきます。
汚れが蓄積して徐々に強い黄ばみと変色を始めます。
人工大理石は紫外線でも黄ばんだ状態にもなります。熱を加えるとダメージが徐々に広がります。
これらを防ぐには、こまめな掃除が必要なんですね。
掃除は食器用洗剤と傷が入り難いスポンジで一日の汚れを除去していきます。
そして大切なのは乾き拭き。
これを毎日日課にすると、必ずとは言えませんが長期間清潔な状態を保つ事ができるのでは無いでしょうか?
専門的な黄ばみ除去を開始
それでは実際に黄ばみの除去を行います。
全ての手の内を明かす事は出来ませんが、一定の方法をお知らせします。
準備したのはカルシウム・シリカ除去対応の酸性洗剤、脂やタンパク質を除去するアルカリ洗剤、染み抜き剤3種です。
本来は1種で除去を行うことになるのですが、どの染み抜き剤に反応するかを試します。
1,2の染み抜き剤で反応すればある意味ラッキーです。
ただ、大変は反応しません。
稀に除去出来ることもあるので念の為試してみます。
アルカリ洗剤と酸性洗剤で除去出来れば尚楽なのですが、そもそもこれは下地処理のような感じで使用しているので余りアテにはしておりません。
1,2の染み抜き剤は反応が早いので反応が全く感じなければ却下します。
まずは適度の粗目のパッドでシミ部分の人工大理石研磨を行います。
当然、最終的には粗目を残さず研磨で整えて行きます。
これが不安であれば研磨抜きで試します。

3の染み抜き剤を全体的に塗布し、湿布を行い放置します。
染抜きは知識と忍耐力が大切ですね。

画像の様に染みも徐々に薄まってきております。
ここまでで4時間位掛かっております。
更に2時間程の作業を行い、粗目の傷を整えて終えました。
当初の黄ばみは部分的に薄く残りはしましたが、全体的に8割ほどの除去は出来たのではないでしょうか。


トラップエリアは黄ばみというより茶色に変色してましたので、こちらはかなり大変でしたし、少し残ってしまいましたね。
今後の課題です。
染み抜き作業は必ずしも成功するとは限りません。
全くビクともしない場合もございます。
特に紫外線による変色は当店では太刀打ちできない場合もございます。
その旨御理解頂けますと幸いです。




