浴室ドア(扉)に付着したカリカリを落とす方法

浴室ドア(扉)の通気口ゴムパッキン付近。
どうしても?いつの間にか?カリカリした物体が付着している。

 

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CMでおなじみの、あのカビ除去剤で攻撃してもビクともしない。
リーサルウェポンとして使用されるカビ除去剤。
なのに落ちない。

 

ってことは?
敵はカビではないんですね。
応えは水垢(カルシウムスケール)

 

厳密にいうと、ゴムパッキン周辺、またはゴムパッキンにカビが繁殖したとします。
その上に覆いかぶさるように水垢が付着しています。
ですので、まずはこの水垢、カリカリ君を退治しなければないrません。

 

因みにCMで流れるカビ除去剤は強アルカリ成分。
水垢もアルカリ性です。

 

このアルカリ性の水垢が強アルカリ成分のカビ除去剤の攻撃を食らえど、ビクともしません。
むしろよりアルカリの吸収により強く固着してしまいます。

 

てなことで、答えは酸性成分の洗剤を塗布してあげます。
因みにお酢は意味がありません。

 

洗剤の効力は界面活性剤が必要不可欠。
界面活性剤が入っていないと、汚れと洗剤は分離したままです。

 

お酢は洗剤ではございませんし、ましてや計面活性剤が含まれておりません。
アルカリには酸、酸にはアルカリで中和する。

 

解釈は間違ってはいませんが、答えとしてはまだまだ正解とはいいがたいのです。
酸性にも塩酸、硝酸、クエン酸、スルファミン酸、リン酸などがございます。

 

汚れの質を見て、素材の特徴を把握して適切な洗剤選びや対処法を考えなければなりません。
塩酸や硝酸はトイレ用でよく使われますが、尿石対応として使用するほど、尿石が頑固なカルシウムなんですね。

 

なので酸でも強い力を持つ塩酸、硝酸が尿石退治に使用されるのです。
ですから浴室ドアのカリカリは塩酸や硝酸を当てれば効果ありです。

 

但し、漬け置き時間などによっては素材にもダメージを与えてしまい、塗装された扉は剥離を起こします。
特に強硝酸は塗装剥離を行う性質がございますので、くれぐれも注意してください。

 

カリカリ君は洗剤を当て、少し時間を置いたらブラッシンクや傷のつかないケレン棒で除去していきます。
こうしてカリカリ君を退治した後にCMで流れるカビ除去剤の出番です。

 

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但し、パッキンにカビが付着してなければ使用する必要はございません。
また、酸性成分が残ったまま塩素系のカビ除去剤を使用すると塩素ガスが発生しますので、しっかりと流水をした後に使ってください。

 

CM、動画、ネットで流出しているもので自己判断して失敗した例は数多く寄せられます。
あまり鵜呑みにせず、プロにご依頼した方が適切かと思います。

 

 

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