タカラスタンダードのホーロー浴室クリーニング
今回はタカラスタンダード社の浴室クリーニングの記事となります。
タカラスタンダード社の浴室壁はホーローが仕様されております。
ホーローは耐久性と保温性が高く、また浸透性も低いので汚れも浸透し難く清潔な状態を保つ事が出来ます。
これは我々クリーニング業者からの目線でのデメリットと申しますか、ホーローは釉薬を塗られて焼き付けたガラス質の素材となります。
故に水垢が付着しやすくクリーニングもガラスを扱う方法となり、安易にシリカスケール対応ケミカルを使うことができない。
要するに強化ガラスや鏡が四方に貼られた状態ということです。
これはホーローに限らず、陶製タイルも同じとなります。
ですので一般的なサイズ価格での対応はしておりません。
付着した水垢(シリカスケール)の対応が変わり、難しい作業となりますので、その旨予めご了承ください。
こちらの画像は一見綺麗に見えがちですが、写り込んでる照明がぼやけておりませんか?
これは水垢が付着してぼやけているのです。
近年随分とホーロー素材の浴室クリーニングをマスターした業者が増えてきました。
私が所属しているRSA JAPANでの復元型ハウスクリーング講習でもホーローの扱いに関してレクチャーしております。
ただ、まだまだ対応業者は一般的なパネルに比べ少ないのが現実です。
どんな素材にどんな汚れが付着しているか?
素材の特徴を把握しているか?
適応できるケミカルはどんなものか?
それによりクリーニング対応策を考えるべきであります。
こちらの画像はクリーニング後の画像となります。
上記の画像に比べ、照明の写り込みが違いますね。
クッキリ感が蘇りました。
この先、どのメーカーもあらゆる特殊素材を仕様した浴室を開発されることと思われます。
既にひそかにクリーニング業界を悩ませる素材も見受けられます。
何よりクリーニング業者だけでなく、お住まいに住まれる方々が気軽に対応できる素材をもっと開発していただきたいかと思います。