果物でできた大理石のシミ除去
たまたま大理石の床に果物を置いて一日ほどそのままにされてたようです。
フルーツは酸性成分です。
度々説明しておりますが、大理石は酸性に弱くあっという間に艶を飛ばしてしまいます。
フルーツの皮を剥がす前であってもイタズラはするんですね。
ポテチーノクラシコと思われる大理石。
白くカサカサしてしまっております。
所々深く感じました。
お客様もかなりご不安の様子でした。
洗剤や薬品を使って復元できるわけでもなく、コーティングなどで誤魔化せるレベルでもない。
王道の研磨で復元を試します。
1工程目のダイヤで研磨を開始。
答えはここで決まります。
艶を消した状態でシミが消えたかどうか見抜くのは少し難しいですが、感覚的に大丈夫の様子。
2工程目で傷を整えさらに磨きをかけていきます。
作業開始から仕上がりまでお客様は見ておりません。
仕上がりを見たお客様はビックリされて喜んでおられました。
角度から光沢具合が分からなかったので横の角度から画像を撮りました。
ご覧の通り。
かなり良い感じに復元できました。
光沢も上がって、周囲の元の大理石と差を感じませんでした。
これで一安心ですね。
ハイクオリティな仕上げを行う事で、大満足が得られる。
復元した私も嬉しかったですw