人工大理石のカウンターの傷を再生研磨
オフィスや店舗、施設などの受付カウンター。
人様の出入りが多く、受付カウンターも我が家の物とは違い、デリケートに扱わない場合がございます。
また人工大理石といっても素材は様々で、少し硬めの素材から非常に柔らかい素材までございます。
通常、価値素材は傷が入り難いですが、傷が入った場合の修復は少し困難です。
硬くて素材が中々整わず、その後の艶が上がり難い。
対して柔らかな素材の場合はと言えば…
これもまた、メンテナンスが非常に難しい。
デュポン社のコーリアンは柔らかな素材の方ですが、比較的メンテナンスがし易く、丁度良い加減の素材。
それよりはるかに柔らかい素材となるとこれまたデリケートで、まるで赤ん坊の肌の様。
フィニッシュレベルのパッドでも容易に傷が入ります。
こうなると傷の整えが厄介です。
傷が消えても二次災害が待ち受ける。
磨きに入った傷の整えも非常に神経を使います。
技術、知識も大切だが集中力と忍耐力が必要ですかね。
施工個所は4ヶ所あったので徐々に素材の質感に慣れ始めてくるとテンションも手に伝わってきます。
一度フィニッシュをしてクリアしましたが、自分の仕上がりに納得できず更に再施工を行い満足いく仕上がりで引き渡す事が出来ました。
カウンターは周囲が写りこむような鏡面。
滑らかな状態になり、ご依頼されたお客様も大変満足して頂きました。
人工大理石は全く同じ施工方法を行っても同じ仕上がりにはなりません。
コンディションの状態と素材の質感が左右されます。
課題は、今後の使用頻度で傷着くのが懸念されます。
上質で高い素材は、案外デリケートです。
ベンツの様に頑丈な車もあればポルシェの様にデリケートな車もある。
どちらも魅力的。
カウンターが傷によって見栄えが悪くなった、一度メンテナンスを考えたい。
その様なお悩みがある場合は、是非一度ご検討ください。