玄関大理石 白いシミを研磨で復元
ネグロマルキーナと思われる黒い大理石。
恐らく生ゴミの袋を置いてしまい、出汁がイタズラをした様子です。
マンションの入居前には既にこの様な状態で、原因は不明でした。
スッキリしませんね~。
ワインを溢したり、御酢を溢したりした場合、細かく飛び散った後が見られるのですが、それが無かった。
生ゴミに入ってある野菜や果物も酸性成分です。
酸性成分は大理石をこの様に傷めてしまいます。
ですのでクエン酸で掃除なんてもっての外です。
大理石の染みはクリーニングをして取り除ける物ではございません。
上に付着しているのではなく、艶をかっ飛ばした様になってしまいます。
まずは研磨です。
状況に応じて深い場合もございます。
状態を見極めて工程を組みます。
粗いパッドが必要です。
ついでに歩行傷も取り除かなければいけませんね。
細かい傷で黒い艶もカサカサになって薄くなってしまいますので。
最初の研磨が肝心。
ここが上手くいかなければ台無しです。
その後の工程に続く為にも1工程1工程丁寧に仕上げていきます。
そうする事によって再生復元が可能になります。
仕上がりです。
白い模様とシミの違いがお分かりですね。
大理石の研磨は道具だけでどうにかなる!と思われがちですがとても上手くいきません。
まずは石を把握する。状況を把握する。模索して研磨していく。
知識と経験で差が出ます。
後はセンスですかね♪