ペットのおしっこでできた大理石のシミを研磨で復元

昔は犬を飼うとなれば犬小屋があり、いわゆる番犬などと呼び、屋外で飼われていたことが多かった。
室内犬でもチワワ、プードル、マルチーズ、ヨークシャテリアくらいしか見かけなかった。

 

今はどちらかと言えば圧倒的に室内で飼われている事が多いのではないでしょうか?
室内犬が昔と違って増えましたね。

 

今回はワンちゃんが床におしっこをしてしまった案件。
カーペットでもよくある事なのですが、カーペットの場合は繊維に染み込んで黄色くなります。

 

これが天然の大理石の場合は大理石表面、またポーラス(気孔)に染み込んで表面の艶を消してしまいます。
この様な場合、大理石は染み抜き作業と言うよりも研磨作業が必要となります。

 

広いリビング。
一か所だけならまだしも、あちらこちらに尿の痕跡がございます。

 

ワンちゃんの尿は弱酸性。
酸性成分は大理石の艶を飛ばしてしまうんです。

 

酸の濃度にもよりますが、強酸性となると更にダメージは深くなります。
おしっこが弱酸性であっても艶が飛んでしまう。本当に大理石はデリケートなんです。

 

施工前に大理石のダメージ箇所を探し、マスキングで印をしていきます。
部分的なダメージでも研磨作業は周囲とのバランスを保つ為、ダメージ部分だけ磨けば良い物ではございません。

 

ダメージの深さによってダイヤモンドパッドの番手選びも変わります。
深ければ粗削り、浅ければ整え的な感じです。

 

どちらにせよ最終的にはシミを消し、元の光沢を取り戻さなければなりません。
当然、周囲とのバランスも大切です。

 

ミステリーサークルの様な研磨痕を残してしまうと、それはそれで気になります。
そこがシミ復元のポイントとなる所でしょうか。

 

今回、複数ダメージ箇所があった内の2か所のビフォーアフターをアップします。
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ほぼ同じ角度から写しましたが違いがおわかりでしょうか?

 

 

続いてこちら。

 

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どちらも周囲のバランスを整え、しっかりと尿の跡を消しました。
ご要望で周囲とのバランスを考慮し、磨いた部分だけテカテカにならぬ様フィニッシュとしました。

 

大理石のシミでお悩みの方。
お気軽にご相談ください。

 

 

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