キッチンの人工大理石天板にできたフライパン跡を研磨で復元
キッチンの天板には大きく分けて4種類の素材が使用されております。
ステンレスを始め、御影石、人工大理石、人造大理石。
ここで言う人造大理石はテラゾーとも言い、人工大理石とは別物です。
メーカーで人造大理石と謳っているその多くは人工大理石だったりするんですね。
人造大理石は大理石や石材の欠片とセメントや樹脂で固めた素材です。
人工大理石はアクリル樹脂やポリエステル樹脂を使用した人工的な素材で、石の欠片は入っておりません。
メーカーではデザインで石風に作られた人工大理石を人造大理石と呼ぶのも少なくありません。
しかし、手入れは人工大理石と同等です。
人工大理石天板ははファミリータイプでは近年、最も多く使用されているかと思われます。
通常のプラスチックに比べ強度はございますが、熱にさほど強くありません。
フライパンなど直置きしてしまうと、その跡がくっきり残ります。
樹脂が溶けてしまうんですね。
フキンやタオルを敷いても、そのフライパンの熱が人工大理石に浸透してしまった場合、やはり跡は残ってしまいます。
この場合は研磨で復元を行います。
但しとてもダメージが深い場合は復元が困難なこともございます。
研磨で削るにも限界がございますし、深掘りした場合、凹みもできてしまします。
あくまでも原価がある事だけはご理解ください。
まずは下の画像をご覧ください。
グレー素材の天板に丸い跡が、フライパンの熱で発生したものです。
粗目のパッドで研磨スタートしましたが、薄く残っておりました。
更に2ランク粗い研磨パッドでフライパン跡を研磨します。
差を開かずに細かく番手を上げていきます。
合計8工程の研磨となりました。
下の画像が研磨を終えた天板です。
角度によっては薄く跡が残っているように見えましたが、ほぼ目立たなくなりました。
光沢も少し上がりましたが、テカテカにすると、後日傷を付けた場合、目立ってしまうのでこの辺りでフィニッシュです。
人工大理石の天板磨きをご検討されている方。
一度BRワークスにご相談ください。